京の目玉

出町の三角州を撮り始めてから１年以上が過ぎました。

定点観測をはじめたのはポール・オースターの『オーギー・レンのクリスマス・ストーリー』に影響を受けたからなのですが、毎日同じ時間という肝心な点が僕の鴨川写真には不足しています。それでも写真を撮り続けるとしたら、この場所しかなかったような気もするのです。

今日の三角州はライブイベントが行われるのか、バンドが音合わせをしていました。その傍らでは鮮やかなオレンジ色のライフジャケットを身につけた小学生が大勢、川の中に立ち、上流を目指しているように見えました。増水気味で川の流れに勢いがあって、澱んだ場所も少ないので、川の中を歩くのは気持ちよさそうです。

この一年間で一番記憶に残っているのは昨年の７月１９日の写真です。
やっぱり増水時の写真はインパクトがあります。

もうしばらくは鴨川三角州定点観測を続けるのでみなさんよろしくです。
何かの記念日を思い出すのに、このブログの過去記事を観て、「あの日の鴨川はこんなだったのかぁ」とか思ってくれるとちょっと嬉しいかも（笑）。

この記事はらくたび文庫トラックバックキャンペーンについて書いています。